探偵小説のためのエチュード「水剋火」

陰陽のちからをその目に灼きつけるがいい――自称天才美少女陰陽師小諸るいか、第一の事件。

私は人殺しだから……「過去の過ち」のため帝都から逃げるように転校した水里あかね。彼女を待っていたのは、南国・実予の陽光と、謎に満ちた美少女・小諸るいかだった。周囲の温かい歓迎に心癒やされたかにみえたあかねの眼前で、しかし不可解な爆発事件・生徒転落事件が。「論理と因果と美」をそなえた最強の陰陽師探偵が、犯人とその闇を暴き出す。

著者のひとこと

瀬戸内に転校してきた東京っ子の、唯一無二な体験。

講談社

発売日
2008.04.07