新任刑事

恋人を殺して10年の逃亡を続ける、元大学教員。それが刑事部屋のルーキー、原田貢巡査長の確保すべき犯人だった。

交番の警察官を続けて6年。テロ対策部門をなんとなく志望していた原田貢巡査長は、署長の鶴の一声で、刑事第一課に配置される。右も左も分からない、新任刑事だ。しかしこの署の刑事一課は、あと3箇月で絶対に確保しなくてはならない指名手配犯の女を追っていた。女が逃げ切るか、警察が執念を見せるか。貢は新任刑事として、自分にできることを見出してゆく。


著者のひとこと

私の本格×警察の中では、本格色が強い作品です。

新潮社

発売日
2017.05.30