新任警視　下巻

テロ、防諜、潜入、情報提供者、裏切りそして「僕の愛したスパイ」

【上巻目次】
序章　人事異動

第１章　警察庁
第２章　愛予県警察本部
第３章　公安課長

【下巻目次】
第４章　警備犯罪
第５章　事件検挙
第６章　更迭
第７章　離任

終章　人事異動

文庫版あとがき　※文庫版のみ
解説　麻生幾　※文庫版のみ

※単行本のみ＝サブタイトル「Rookie」シリーズを通じて

著者のひとこと

さて下巻のオビに「15万部突破」とありますが、まあその、なんというか、あれです、20万部になるとキリがよいですね!!
それはともかく、この文庫版はミスと矛盾の絶無を期し、業界でも名高い新潮社さんの「鬼の校閲軍団」とともに朱を入れた決定版。そして「あとがき」なんぞは別論、麻生幾先生にお願いした「解説」はこの商品で特に価値あるもの（私入庁前に麻生先生にハマったんですよね……）。加うるに、担当くんたちと延々鳩首凝議した上巻表１にも思い入れがあります。なお単行本のオビにもあった「僕の愛したスパイ」というのは、著者としては複数形で書いています。日本語は難しい。これ、読了後に感じていただきたいのですが全然違う意味合いになります。
しかしまあ、よくもこんな奇書が書けたもの。今の年齢、体力等を踏まえるに、とてもですがもう無理でしょう。