不祥事の続発に次ぐ続発で、組織崩壊とまでメディアに糾弾されたある県警。新たに着任した本部長は、秘かにある係を設置した。
不祥事続発により自己改革を迫られた某県警。切り札として投入された警察本部長は、警察庁長官と二人三脚で、お膝元の警務課に「SG班」という巡回指導班を設置した。そこに配置されたのは、県警でも悪評高い異端児・昼行灯ばかり……しかしそれはオモテの顔。このSG班こそは、警察部内の許せぬ悪を物理的に懲戒する、裏公安委員会直轄の監殺班であった。
著者のひとこと
「外田」「シャーロキエンヌ」同様、範となるフィールドをどう本格ミステリにするかが、私のやりくちです。
KADOKAWA
- 発売日
- 2015.09.30