老警

あれだけ可愛かった我が子が、無差別殺人鬼になる。どうしてやればいい。どうすればいい。そう、警察官として……


10年以上にわたり引きこもり生活を送っていた33歳の男が、小学校の運動会に乱入して無差別通り魔事件を引き起こした。結果、19人が死傷。しかもメディアはたちまち、被疑者の父が現職の幹部警察官であることを突き止める……警察官の家庭の不祥事。しかも未曾有の大量殺人。激昂と非難の激震に襲われた「警察一家」は、生贄の羊を求めて究極の、そして許されざる決断をする。親子とは何か、警察一家とは何かを問う、汚濁と透徹の悲劇。


著者のひとこと


愛する人が途方もない罪を犯してしまったら、どうすればよいのでしょう。ましてそれを予想していたとするなら。この本のカバーは、そのいびつさと不穏さを象徴しています。

KADOKAWA

発売日
2019.11.28