絶海の孤島にそびえる城館では、神出鬼没の殺人鬼が大鎌をふるい生贄を求める。生き残るために謎を解こうとするまほろだが……
「古野まほろ」が所属する勁草館高校吹奏楽部と生徒会は、文化祭で演劇を共演することに。しかし、通し稽古のため渡った絶海の孤島で、その演劇のシナリオに登場する怪人が現実にも暗躍し始め、仲間たちを密室で殺戮してゆく……台風で閉ざされた島。神出鬼没の殺人鬼。生き延びるため、愛する人を守るため、まほろが味わわなければならなかった衝撃と絶望とは。
著者のひとこと
天帝ベスト、の声も多い「つらい作品」です。
幻冬舎(2007年講談社ノベルス版を完全改稿)
- 発売日
- 2014.02.10