僕が謎を解くのは、君と話すためだった……天帝シリーズの桜花たちが出会い、そして解く4つの事件。
「古野まほろ」と峰葉実香が始めてふたりで話したのは、とある夕暮れの教室だった。吹奏楽部員のトランペットが盗まれたと、頼りなさすぎる同級生に相談する実香。ところが彼は、容疑者が誰なのか、何人いるのかをまだ聴かされないうちに、実香に手紙を一通手渡す。犯人をここに書いておいた、といいながら……様々な出会いを描く「天帝ゼロ」の物語たちを収録。
著者のひとこと
2017年の著者10周年記念作品。すべての天帝長編につながる過去を描いています。
講談社
- 発売日
- 2017.12.06