ストリート・クリスマス Xの悲劇’85

静かに雪のふりはじめたクリスマス・イヴ。 定時退庁日に時間外勤務をする特高警察官はわずか6名。そこに侵入してきた男女3名は……

行政改革によるガラガラポンに揺れる霞が関の内務省本省では、奇跡的な国会待機の解除を受け、定時退庁の命が下った。特高部のフロアに残るのは、特高部長と庶務担当理事官と、筆頭補佐の二条実房のみ。そこへ、セキュリティを難なく破って侵入してきた極左セクトのメンバーたち。人質となった二条らの前で、しかし予期せぬアクシデントが発生し始め……


著者のひとこと

「第二ファウンデーション」を意識しています。

光文社

発売日
2015.08.20