カシオペアで、のぞみ号で、あずさ2号で、 そして路面電車で。鉄壁の完全犯罪計画を立てていた彼らは、しかし外田に出会ってしまった……
田舎の農協の経理さんを思わせる朴訥な顔に、昭和の哀愁を感じさせる銀縁眼鏡。よれよれスーツに安手のコート。ところ構わず葉巻を吹かし、口を開けばディープな愛媛ことば――ずうずうしくも人懐っこい、愛媛が誇る「猟犬」外田警部は、ぞなぞなぞなぞな言いながら、手強い犯罪者たちを王手詰めにできるのか。「あにょう、ちょーっと、すみませーん」
著者のひとこと
一度やってみたかったコロンボです。小ネタ満載。
光文社
- 発売日
- 2013.11.20