サイン本とは?

単行本、ノベルス、文庫、新書等フォーマットのいかんを問わず、私が新刊を上梓させていただくときは、必ず「サイン本」を作成します。
私の場合、紙の書籍の表紙を開いたところにある「見返し」か、更にそれを開いたところにある「見開き」「トビラ」に、私の花押を描くとともに、私の落款のいずれかを押すこととしています。これが私の作成する「サイン本」です。
花押はどの本でも変わりませんが、落款は変わります。すなわち私のいうところの「サイン本ガチャ」を行っています。

サイン本とは?
SIGN

ドロップするサイン本の種類

R:排出率90%

R:排出率90%

R:排出率90%

私の名前が花押の左下に1つ押印されているのが、排出率90%のR

SR:排出率8%

SR:排出率8%

SR:排出率8%

私の大きな名前が花押の左下に1つ押印されているか、又は、私の名前が花押の左下に押印されておりかつ「おんりえどごんぐほんかく」印が花押の右上に押印されているのが、排出率8%のSR

SSR:排出率2%

SSR:排出率2%

SSR:排出率2%

私の名前が花押の右下に1つ押印されており、かつ、「バラとホルン」紋が花押の右上に押印されているのが、排出率2%のSSR

サイン本はどこで手に入る?

便宜的に、2つの入手方法に分けて御説明します。ひとつは書店さま(ときわ書房webshopさまを除く。)店頭における御購入。
いまひとつは、ときわ書房webshopさまを通じた御購入です。

1.書店さま店頭における御購入

利点
発売日に購入することができる
注意点
数に限りがある・どの書店にサイン本が入るか事前にはわからない
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新刊の発売ごと、事前に、出版社さんに御注文いただいた書店さまへ、サイン本が送付されることとなります。その書店さまにおいて、通常の書籍同様、レジにて御購入いただけます。
ここで、「どの書店さんにサイン本が入るのか?」はお客様にとって当然の御疑問ですが、実はこれは新刊ごとに違います。御注文くださる書店さまが違うこともあれば、御注文の冊数が違うこともあります。
また、少なくとも著者はサイン本作成時、どの書店さまに何冊送付されるのかを知ることになりますが、一般論としては、著者からそれを告知するのは好ましくないとされています。というのも、お問い合わせの電話、お取り置き希望の電話、配送希望の電話等が、御注文くださった書店さまに殺到するなどすることとなり、当該書店さまの通常業務に支障を来すことがあるからです。

したがって、原則として、私は「どの書店さまにサイン本が入るのか」を告知しません。
それは、御注文をなさり、実際に店頭に並べる各書店さまがすることとなります。
これを言い換えれば、「どの書店さんにサイン本が入るのか?」は、お客様御自身で情報収集をしていただくことになります(といって、ほとんどの場合、各書店さまがSNS等で自ら告知なさいますから、情報収集といってもさほどの手数は掛かりません)。
なお、都道府県において、あるいはそれを束ねた地方において拠点となるような巨大な書店さまにあっては、これまでの経験からすると、お取り扱いの可能性が高くなりますが、他方で、必ずしも告知がなされるとはかぎりません。また、私の住む吉祥寺の書店さまは、冊数に限りがありますが、お取り扱いの可能性が高くなります。

2.ときわ書房webshopさまを通じた御購入

利点
確実にサイン本を購入することができる
注意点
発売日に購入することができない。
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千葉県船橋市、船橋駅前徒歩1分の「ときわ書房」さまにあっては、かねてから私のサイン本を多数取り扱ってくださる、私の拠点書店さまです。
ゆえに、新刊を上梓するに際しては、ときわ書房さまに対しては、「必ず」一定の冊数をお作りいたします。
また、このときわ書房さまは、その運営するネット書店「ときわ書房webshop」さまにおいて、私のサイン本に限らず、多くの作家さんのサイン本につき、全国通信販売を行っておられます。

ゆえに、「確実にサイン本がほしい」「近隣にサイン本取扱い書店がない」などの場合、この全国通信販売を御利用いただくと、必ず御購入いただけます。
全国的にもめずらしい、御厚意による全国通販ですが、これはいわば店舗さまのハンドメイドのサービスであるため、いくつかの特徴又は注意点を踏まえる必要があります。
詳しくはときわ書房webshopの「お申し込み前にご一読ください」にまとめられていますが、要点のみ列挙すると、次のようになります(これは私の口調でして、webshopさまはもっと御丁寧に説明なさっています。以下同じ)。

  1. 着払い不可。みずほ銀行の口座振込のみ。
  2. 送料は全国一律、2冊以内510円。3冊以上にあっては、必要な料金を別途メールで連絡。
  3. 入金確認を待って発送。ハンドメイドのサービスであるため、入金確認から商品到着まで1週間を要する場合もある(例えばAmazonのようなわけにはゆかない)。
  4. 取り置きのみの、店頭受け取りも可能(ただし、船橋駅前の本店店舗に限る)。

以上を要するに、最もお客様にとって死活的となるのは、「時間」だと思います。
発送・到着にそれなりの期間が必要となるため、発売日を過ぎても、サイン本を注文したがゆえに発売日に新刊が読めない、という現象が起こります。
これは、上記の他の書店さまの店頭販売にはないデメリットです。「確実性」とのトレード・オフと御承知置きください。

「為書き入りサイン本」試行販売の
実施について

サイン本にお客様のお名前等をお入れします

「為書き入りサイン本」試行販売の実施について

「為書き」とは……私など解りやすいので「様書き」なる造語を遣ってしまいますが……要はサイン本において、「古野まほろ様へ」「まほろん様へ」等々、お受け取りになるお客様のお名前等をお入れすること、又はそのお名前等のことです(最近はHNその他も多いです)。
ここで、上で説明したどのサイン本も、特定のお客様に販売することを予定したものではないので、為書きを含むことはありえません。常識的に考えれば、サイン本に為書きがなされるのは、サイン会のときか、何らかの会合のときだけでしょう。要は、「その」サイン本をお受け取りになるお客様が眼前におられるときだけです。

しかしながら、今般、ときわ書房さまとお打ち合わせの上、その全国通信販売に係る更なる「顧客満足」「お客様第一主義」のため、最初から為書きを入れたサイン本を御購入いただけるサービスを……私としては初めて……試行実施することといたしました。

よって、今後、ときわ書房webshopさまを通じてサイン本を購入しようとなさるお客様は、「為書き入り」「為書きなし」を御選択いただけることとなります(その旨を、メールで御指定いただくことになります)。
全国通信販売の基本的なスキームは変わりませんので、ここでは「為書き入り」を御希望いただく際の、現時点における留意点をまとめておきます。

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留意点

  1. 御注文の際のメールにその旨と、為書きの「名義」を御明示いただくべきこと。
  2. 為書きにあっては、サイン本作成時に必ず実施できるとは限らないため、別途為書きのための時間調整を要し、よって発送及び到着が遅延する可能性があること(為書きなしのサイン本より更に遅延する可能性があること)。
  3. 上のような遅延をなるべく防止するためには、できるだけ早期に御注文と名義を確定していただく必要があること(発売日からの遅延が気にならないお客様にあっては、この限りではありません)。
  4. 私の為書きにあっては無償のサービスであり、通信販売における価格に影響を与えないこと。
    為書き入りを御注文なさるお客様にあっては、サイン本ガチャにおけるレア度及び落款の種類を(御希望ならば)御指定できること。
  5. 試行実施は、10月刊の「時を壊した彼女」から行うこととすること。よって為書き入りサイン本の御注文は、当該書籍については、令和元年10月9日正午までに行っていただくことが望ましいこと。
  6. 試行実施の結果を踏まえ、サービスの標準化とモジュール化を図る予定であること。

その他サイン本についての一般的事項

私にとっては初めての試みなので、ノウハウが定着するまで何らかの混乱が生じる可能性もありますが、できるかぎりの注意と努力を払ってまいります。なお、追加情報等にあっては、逐次更新するとともに、トップページにその旨を掲げます。

最近は一段と健康を害しまして、よくお邪魔する京都・大阪どころか上の船橋に参上するのも困難になっていますが、私は基本的にお求めがあればどこへでも行きますし、どれだけでもサインをいたします。
また、尊敬する方が……既にお亡くなりになりましたが……いわゆる「持ち込み制限」を無視しておられたので、どのような機会であろうと、マナーをお守りいただくかぎり……例えば書店さま主催のサイン会であれば、指定された書籍を購入していただくほか、他のお客さまの待ち時間に甚大な影響を与えないかぎり……既刊本のいずれであっても、また冊数にこだわらず、サインをいたします。私自身が、その尊敬する方にそうしていただいた経験があるからです。
加えて、私は大学生さんその他勉学のために職を有していない方(アルバイトのみを行っている方を含む)からは、旅費交通費以外のあらゆるお金を頂戴しないこととしています。講演についても、サイン会についても、その他のイベントについても、そうした方からは謝金を頂戴いたしません。
以上のことを踏まえ、サイン会等の開催に係る御相談は、本サイト記載の「contact」方法により願います。スケジュールと健康の許すかぎり対応いたします。(了)